2009年4月アーカイブ

河北新報 4月7日発行

「座標」連載4回目。2009年press4.jpgより国際協力機構JICAの支援を受け始まる、FFFの新しい試みについて。世界各地で深刻な問題となっている砂漠化についても考えます。

河北新報 3月7日発行

press3.jpg「座標」連載3回目。FFFの本部がある福島県相馬市で、昨年市民の製作によるガイドブックが出版され、初版6000部はわずか1カ月で完売に。地域「宝さがし」で見えてくるものとは──。





議論をしている時ではない

  昨年支部になって下さった長野県の方から電話がありました。参加した某氏の環境関連の講演会で、「フー太郎の森基金は木を植えても地元の人たちが炭にして売っています」と、名指しで中傷めいた話をなさっていて心配になったと。講演の流れなどが分からないので、言葉尻を捕らえて反応はしたくないので、事実をお知らせしたいと思います。
 まず、フー太郎が2000年から植林してきた木は、水源地のカンカニを除いて、伐採禁止区域(世界遺産の半径5㎞以内)にありますので、炭にされる心配はありません。さらに家畜の侵入の心配があるので、森林保護管を11名雇って430haの管理をしています。しかしそれでも伐採されることがあります。それは道路拡張などの開発によるものが主です。
 それから伐採禁止区域から外れるカンカニは、現在、最も力を注いでいる植林地で、一昨年から植林が始まっています。私たちはここに水源涵養林の造成を進めていますが、3200mの高地の上、植えてからまだ日も浅いので、残念ながら、炭になるような木は生産できていません。
 ラリベラの人々は燃料を炭や薪に頼って生きている人たちです。化石燃料を使い放題使っている私たちが木を切るのとは、まったくその意味も違ってきます。私たちの緑化事業の一番の「敵」は「伐採」ではなく、「貧困」なのです。だからそのためにも環境教育による意識改革と実践による技術移転が大切なのです。この10年ラリベラの子供たちとそれを続けてきて、少しずつ成果が出てきていると感じています。私たちの活動はホームページだけではなく、いろいろお伝えする機会もありますので、是非そちらで詳細をご覧ください。
  それよりも私がお伝えしたいのは、環境問題の手法や方法論を議論する時代は終わったということです。議論していても何も変わりません。私たちは一刻も早く、一人でも多くの人が砂漠化防止、温暖化防止、安全な水や食糧の確保と公平な分配などのために「実践」しなければ、子供たちの世代にこの地球を手渡していくことはできないでしょう。
  たぶん私たちがとった対策の検証結果が出るのは数10年先のことでしょう。今、こっちの方がいいだとか、それは間違いだとかいっている猶予はもうないのです。みんなが正しいと思ったことを今すぐやり始めなければ、取り返しのつかないことになる。地球はもう後戻りできない状況になってしまうでしょう。
  環境問題に特効薬や万能薬などないでしょう。「何とかしよう」という多くの人の意識と実践が地球を救うのだと私は信じています。ノーベル平和賞を受賞したゴアさんの「不都合な真実」をご覧になった方ならきっと共感してくださるでしょう。諦めず、絶望せず、みんなで手を携えてやっていきましょう。

JICA提案書採択

 昨年12月にJICA草の根技術協力事業・草の根パートナー型に提案していた「循環型農林業の試み」の案件が採択されました。今回の採択は2004~2007年の溜池造成に続いて2度目。世界遺産の村ラリベラの水源の山々に年50万本という大規模な植林がいよいよスタートします。この事業は2009年10月より3ヵ年の事業です。

 

詳細は~http://futaro.org/kaigai/jica/09_12/

フー太郎の本の予約販売が始まりました

 フー太郎の本「よみがえれフー太郎の森―エチオピアで希望を植えよう」(新妻香織著・1600円/東京新聞出版局)が5月25日に発売されます。カラー写真をふんだんに使い、見応え、読み応えたっぷりで、巻末にはタウンガイドまで付いているお値打本。葉祥明氏、Yae さん、各駐在員他の皆さんの寄稿も楽しみ。支援者の皆さんと歩んできた10年の歴史の一端が覗けると思います。

 全国の書店でお求めになることができますが、発売前に事務局に予約された方には送料無料でお届けいたします。

 

詳細はこちら フー太郎の本チラシ.pdf

共同事業主の募集開始

 総会での2009年の事業計画の承認を受け、共同事業主の募集を開始しました。これは私たちの様々な事業にかかる費用の半額以上をご負担いただければ、その年の各事業の共同事業主になれるというものです。エチオピアでの植林活動や環境教育、森林保護管の雇用、国内での全国キャンペーンやカレンダーやチラシ製作など様々な事業が用意されております。現在ラリベラの村内緑化(世界遺産のギオルギス教会周辺)に愛知県新城市の団体が手を上げております。検討をされる際には、これ以外の事業を選択ください。

 

詳細は~http://futaro.org/for_com/

全国キャンペーン2009の開催地募集

 第11回の全国キャンペーンは、8月17~30日までの14日間にわたって開催されます。現在、会場を誘致してくださる方を募集しています。今年の開催は東北限定で、駐在員の岡野鉄平が一時帰国をして参加します。報告会だけではなく、語りやミニコンサートがセットになった子供からお年寄りまで楽しめるショーで、これまで開催した176会場でも好評を博してまいりました。開催に当たっては、出演料や交通費などは頂いておりません。会場を設営し、50人程度の集客をお引き受けできる方は、お気軽に事務局までご連絡ください。

 

詳細は~http://futaro.org/kokunai/campaign/

植林ツアー2009参加者募集開始

 フー太郎の森基金では、植林ツアー2009の募集を開始しました。今年のツアーは7月24日(金)~31日(金)の8日間。プロジェクト地の視察や植林はもちろん、世界遺産の観光やエチオピアの文化を知るためのミニ講座など、充実したプログラムになっています。旅行代金は33万円。定員(12名)になり次第締め切ります。

 

詳細は~http://futaro.org/tour/

万象更新

 最近始めた趣味に篆刻があります。そこで今「万象更新」という字を彫っています。1年かけて手掛けた「よみがえれフー太郎の森」(東京新聞出版局から5月25日に発売)の奥付の校正が終わって、次に移るために仕事も心も、ついでに体もリセットしようと思い、この字を選びました。
 人は意識以上の現実を見ることはできないといわれています。なら、今と違った現実を見たいのなら、意識を変えるしかありません。常に新しい自分であり続けることは可能です。だから時々自分をリセットしましょう。

脳の活性化やってますか?

HP代表ブログ.jpgホームページをリニューアルするにあたり、フー太郎の代表で、しかもライターというのなら、ひとつスペースを持つようにと、製作者や事務局から迫られました。私は根が怠け者で飽きっぽいので、毎日何かをコツコツやっていくことが大の苦手です。まったく不定期になると思いますが、事業に関係することばかりでなく、いろいろ思うことを書いていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

 

新任理事紹介

 第8回総会において役員の改選がありました。今回福田順一氏と新谷公男氏が退任、佐藤直樹氏と本田じん子氏が新任理事に選ばれました。両氏は、2009年4月1日から就任いただいています。

© Copyright 2002-2018 Futaro Fund for Forest. All rights reserved.