9月20日、ユアテックスタジアムは人の波で埋まっていた。サポーターらが作る絵文字やウェーブを見ていると、感動で目頭が熱くなる。この日栃木FCとの試合に1万6000人を超える観客が仙台市泉に集まった。13時キックオフだというのに、朝からゲートには行列ができていた。10時半になると続々観客が入場してくる。私たちフー太郎の相馬支部の6名は、メインゲートに程近い通路に2台の机を頂き、朝各自がポットに詰めてきたコーヒーやエチオピアのグッズを販売するのだ。
というのも、エチオピアの子供たちにサッカー教室を開催してほしいという我儘を、ベガルタ仙台の斎藤美和子課長が聞き入れてくださり、2011年1月に2名のコーチを派遣することが了承された。そこで月1回、ホームのユアテックスタジアムに出店して旅費を募ろうという次第。おまけにスタジアムの出店料はベガルタさんが負担して企画を支えてくださることになった。
そんなことで、スタジアムで売り子となった相馬支部の面々は、ラッシュアワーの新宿駅並に行き交う人の波に面食らいながらも、掛け声をかけながらコーヒーを売ったり、チラシを配ったり、大変な奮闘をしたのだった。
ご存知のようにエチオピアはコーヒー発祥の地。その1番有名なTOMOKAのコーヒーは、香り高くコクがあり大変おいしいものだ。日本でも500gのパックが2000円で売られていると聞いた。その豆で入れたコーヒーが一杯100円とあって、用意してきた80杯はあっという間になくなってしまった。またエチオピ産のハイビスカスやカモミールのお茶も好評だった。
ところで、栃木FCとの試合は終始ベガルタが優勢で2-0で勝利した。現在J2で2位をキープしているベガルタ仙台だが、J1昇格を目指してサポーターの応援も益々熱くなっている。コーチ派遣の企画もこれから皆さんと一緒に盛り上げていきたい。次回の出店は10月25日。スタジアムにお越しの際は、私たちのお店にぜひお立ち寄りください。