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2005年公開講座・アグネス講演会

子供向け公開講座

2005年の子供向け公開講座「アグネスと世界を語ろう」
私たちの町にアグネスがやって来た!!

演題「みんな地球に生きるひと」

2005年、11月16日。相馬市「はまなす館」において、アグネス・チャンさんのチャリティー講演会が開催されました。「アグネスと世界を語ろう」をテーマに掲げている2005年の子供公開講座のメインイベントといってもよいでしょう。会場は500人もの観客で埋まりました。

大きな拍手に迎えられ壇上に現れたアグネスさん。少女時代に初めて体験したボランティアでのエピソードから、エチオピアをはじめとした、アフリカの貧しい国々の現状に話題は移ります。

貧困、病気、戦争・・・。彼女が実際に目にした苛酷な環境で生きる人々の姿。スーダンでたくさんの子供たちが内戦によって犠牲になっている話には、会場のあちらこちらで目頭を押さえる姿も。

表情豊かに、時には身振り手振りを交えて熱く語るアグネスさんに、観客の皆さんもすっかり惹き込まれていました。子供たちにとっても、講座の勉強会でこれまで見たり聞いたりして学んできた事柄を証明してくれる素晴らしい講演会となりました。

子供サミットでは・・・・

第二部では公開講座の子供たちとアグネスさんによる「子供サミット」が開かれました。序盤こそたくさんの観客を前にちょっぴり緊張気味の子供たちでしたが、序々に場の雰囲気にも慣れ、「たくさんの国を見て、一番かわいそうなところはどこでしたか?」など、アグネスさんにいろいろな質問をぶつけていました。

サミットを終えて、子供たちが思ったこと。

「エチオピアの子供たちは、食料がなくて骨と皮だけで病気にかかりやすい。三才でも立って歩けない子供もたくさんいる。毎日たくさんの子供が死んでいく」。アグネスさんがエチオピアの子供たちについて、私たちにいろいろ教えてくれました。エチオピアの人たちは、日本では考えられないような生活をして一日一日を生きているということがわかりました。同じ地球に生きているのに、なぜこんなに違うのだろう。
(相馬市立中村第二小学校4年・佐藤麻優さん)

日本はもう戦争や食べ物に困らなくてすむけれど、エチオピアやスーダン、イラクなどは、たくさんの人が飢えで亡くなったり、戦争のぎせいになっているという話を聞いてびっくりしました。自分と同じ年の子供がたくさん亡くなっていると思うと、心がいたみました。エチオピアのような貧しい国に私たちができることは小さいけれど、ぼ金などの活動やえんじょに進んで取り組んで、そのような貧しい国の生活を豊かにしてあげたいと思います。
(相馬市立中村第一小学校4年・佐藤志保里さん)

フリーマーケットの収益金でエチオピアの子供たちに文房具を贈りました。

講座では、エチオピアの子供たちとの交流も大切な課題です。11月の市民まつりでは講座の子供たちがフリーマーケットに参加。収益金でエチオピアの子供たちに贈り物をするためです。読まなくなった本やもう使わなくなったおもちゃなどを持ち寄って「いらっしゃいませ〜!!」と皆大はりきりでした。

エチオピアのお友達に送るプレゼントについては、みんなで話し合って決めました。エチオピアの人たちが本当に必要なものが何か次々と意見を出し合う子供たち。

結果、みんなで遊べる「長縄」と、医者や教師になりたいという夢を持っている子がたくさんいるので「文房具」に決定。12月、長縄とボールペンなどの文房具、地球儀がエチオピアの子供たちに贈呈されました。

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