トップページ » 海外事業 » 緑化プロジェクト » 緑地公園の造成

緑地公園の造成

ラリベラの町に4つの緑地公園を造りました。

中央公園

FFFの緑地公園造成の第1号が中央公園。ラリベラ村の玄関口にあたるこの場所は、かつて村のゴミ捨て場でした。今ではしゃれた石の塀と東屋(喫茶店として利用)が造られ、木々の緑や花で彩られた村人の憩いの場になっています。国土緑化推進機構の緑の募金より支援を受け2003造成。

花の森

もともとこの場所には山の斜面の土壌崩落を防止するため、フィンランドのNGOによって石垣でテラスが造られていました。土が剥き出しになったこの山が、花や緑で埋まればラリベラの新名所になるだろうとテラスを修繕して緑地化し、「花の森」と名付けました。山の中腹には展望台も設置。ここからの見る夕日の眺めは見事です。国土緑化推進機構の緑の募金より支援を受け2003年造成。

アークプラザ

 

ここはエチオピア正教会のお祭り広場です。観光客向けのホテルが軒を並べるラリベラ西側に位置します。祭りの日以外は観光客に解放しようと、教会より緑地公園化の依頼を受け着工。メタルワークと石の素材を組み合わせたデザインは、アイルランドの庭師クリスティの手によるものです。植林も行われ、緑が溢れる広場になりました。国土緑化推進機構の緑の募金より支援を受け2005年造成。

スタジアムグリーンパーク

FFFの緑地公園造成事業の4つめがスタジアムグリーンパーク。ラリベラ小学校前にあるサッカー場です。隣接する山からの土砂の浸食を防ぐため、土手に石垣を築く土地の整備から始まりました。この石垣は観客席にもなっています。また山の斜面やスタジアム周辺に植林し、東屋も作りました。国土緑化推進機構の緑の募金より支援を受け2007年造成。植林活動は今も継続して行われています。

クリスティのこと 

アイルランド出身の庭師、クリスティ・コラッドについてお話ししましょう。彼は2001年6月に旅行で来て以来、毎年のようにラリベラを訪れ、FFFの緑地公園や学校の庭のデザインや作業の監督、そのほか植林育林事業にも力を貸してくれています。これまで彼が手がけたのが、中央公園、花の森、アークプラザ、スタジアムグリーンパークのデザイン、溜池(水資源開発プロジェクト)周辺のグリーンベルトのデザインなどなど。彼がデザインした公園は緑をふんだんに使い、石や木などの素材も随所に取り入れたナチュラルで気持ちのよい空間。村人や観光客にも大変好評のようです。今やクリスティはFFFの緑地公園造りには欠かせない大切な存在なのです。

© Copyright 2002-2024 Futaro Fund for Forest. All rights reserved.